2015年1月10日土曜日

脳出血患者に対する深部静脈血栓予防のための抗凝固薬の投与

Is Prophylactic Anticoagulation for Deep Venous Thrombosis Common Practice After Intracerebral Hemorrhage? 


  • Dawn O. Kleindorfer, MD. 
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  • Stroke January 2015

  • アメリカ、32,690人の脳出血における調査。深部静脈血栓(DVT)予防のための抗凝固薬の投与を受けていたのは16.5%だった。抗凝固薬の投与がされていたもののうち44.8%が発症2日以内に投与が開始されていた。使用された薬剤のうち71.1%がヘパリンだった。

    AHAのガイドラインでは脳出血患者に対しては間欠的空気圧迫法か弾性ストッキングを行い、これらに加えて抗凝固薬の投与も考えて良いとなっています。

    日本の脳卒中治療ガイドライン2009にも同様に弾性ストッキングまたは間欠的空気圧迫法によるDVT予防を勧めるとしており、「発症 3 ~ 4 日後に再出血を認めない片麻痺を合併した脳出血例では低用量のヘパリン投与を考慮しても良い」と書いています。

    抗凝固薬投与のエビデンスレベルは必ずしも高くないようで、実際投与すべきかどうか、どっちがイイんでしょうね?

    http://stroke.ahajournals.org/content/early/2015/01/08/STROKEAHA.114.008006

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